2017年度第2回英検® 準2級 2次試験対策講座 第2回 お決まりのパターン

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前回で、英検®の2次試験は同じパターンで、同じ難易度の試験だということを確認しました。

そこで、今回はそのお決まりパターンを確認しておきましょう。

準2級 2次試験の流れ

公式サイトにも、書籍にも記載されていることですが以下の流れとなります。

大切なポイントを赤字で記載しました。

受付

試験会場に着くと受付があります。

学校などでは下駄箱を出た廊下に事務机を置いて受付としてあったりします。

試験場の確認

最初に試験場の部屋、教室の位置と場所を確認します。

後で焦らないように確実に見ておいてください。

大きな学校などでは教室の建物がわかり難かったり、2階と3階と間違えたりしがちです。

試験直前に、会場を探して走るようなことがあると息が上がってスピーキングにもろ影響します。

待機

だいたいは待合室があるので、そこで係りの担当者(といっても通常は高校生のアルバイト)に呼び出されるまで待機します。

廊下などで外の景色を眺めながらリラックスするのも良いでしょう。

時間になると、試験場の前に10人くらいのかたまりで集められます。

面接カード記入

係りの担当者に渡される面接カードに必要事項を記入します。

手荷物は試験場により多少異なります。

入室前に会場の前の荷物置き場(カゴか机)に置いて、退出後に持ち帰るか、試験場内に持ち込んで席の側に置きます。

入室

順番が来たら、面接カードをもって面接室に入ります。

試験官が中にいますので、面接カードを手渡します。

この時に‘May I come in?” と言うべきかどうか悩まれる方がいますが、どっちでも良いです。

それより、試験官に面接カードを手渡す際に”Here you are.” と明るくハッキリと言いましょう。

”Thank you.”と試験官が受け取りますので、これで掴みはバッチリです。

氏名・級の確認と挨拶

試験官が着席するように言いますので、席に座ります。

試験官がおもむろに氏名とこれから受験する級の確認をします。

その後、ごく簡単な挨拶をしますが、稀にどうやって来たかとか、休みの日はどうやって過ごしているかなど聞かれることがります。

しかし準2級では、調子はどうかぐらいがほとんどです。

問題カードを受け取る

試験官からパッセージ(文章)と2枚のイラスト(Picture A・B)が印刷された問題カードが手渡されます。

黙っていないで”Thank you.”ぐらいは口にして受け取りましょう。

いよいよ試験開始です。

パッセージの音読

試験官からパッセージ(文章)を音読するように言われます。

その準備に20秒与えると言って、ベルの合図をされますので、黙読します。

20秒経過すると、試験官が時間になったので音読するように指示があります。

英語のタイトルから大きな声でハッキリと音読します。

パッセージについての質問(No. 1)

音読が終わると、試験官が採点をメモしてNo.1からNo.5まで5つの質問をすると説明します。

No.3までは問題カードのパッセージ(文章)やイラストに関する質問なので、問題カードを見ても良いと言われます。

最初に、音読したパッセージの内容について質問されます。

他の質問もそうですが、試験官の質問を聞き取れないことがあります。

そういう場合は聞き返しましょう。

自然な流れで聞き返すことは減点の対象にはならないことになっています。

でも、聞き返すのは1回が普通で、3回がギリギリ限界です。

なお、パッセージに関する質問は、パッセージ中の”by  ….ing”, “so”, “in the way”などの前の文章が答えだという話が広まっていますが、拘る必要はありませんというか、拘ってはいけません

稀にこの目印の単語がない試験(パッセージ)があるからです。

あくまでパッセージの内容から回答しましょう。

“by  ….ing”, “so”, “in the way”を探すでは思考が働いておらず、試験テクニックにもなっていいません。

イラストについての質問(No. 2, No. 3)

No.2は、イラストAの人物の行動を描写する質問です。

試験官は可能な限りの人についてと言いますが、イラストには5人描かれていますので5人の描写をします。

ゴミを捨てている人と、机やドアや壁などを補修している人は準2級では頻出しています。

No.3は、イラストの状況を説明する質問です。

これも難しく考えずに、シンプルな英語の文で2つか3つで説明します。

一言だけではさすがにマズイです。

意見を問う質問(No. 4, No. 5)

試験官から問題カードを裏返すように指示されたら、裏返しておきます。

問題カードに関連したような質問と、ごく一般的な質問がされます。

理由も聞かれますので、シンプルで平易な表現で構わないのでしっかりと答えましょう。

ここで、意見の内容を気にする生徒さんがいますが意見の内容は採点対象外です。

例えば学校でスマホを使っても良いと思うかという質問をされると、

「授業中は使ってはならないと思う。」

など模範解答をしようという意識が働くと思います。

「授業でわからない言葉があれば、スマホで検索すれば便利だ。」

と思っていたとしてもです。

準2級のスピーキングテストは、考え方や意見のテストではありません。

思ったことを英語で説明できるかどうかを採点されます。

「スマホを使っても良いと思います。」

「つまらない授業だったらスマホで学習した方が面白いし、役に立つからです。」

という回答でOKなのです。

当り障りのない模範回答にしようとした時点で、不要な思考が働き英語で回答する阻害要因となります。

終了!退出

試験官が試験終了を告げますので問題カード返却して退室します。

ただし会場から退室するまでが試験なので、油断せずに”Thank you.”や”Have a good day.”などとサラッと言いましょう。

くれぐれも「有難うございました。」などと日本語を口にしないように!

結局事前練習がカギ!

試験官から聞かれることは決まっていますので、事前の予行演習をしているかどうかは大きいです。

さらに過去の出題を頭に入れてある人なら、引き出しの中の文章をちょっと変更して答えることができるからです。

更に詳しくはこちら:

2017年度第2回 英検® 検定合格塾の2次試験対策講座 【2017年10月29日用】


続く…

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