英検®準2級の合格率は、もう何年間も公表されていません。
ただ、1次試験の合格率は低いものの、2次試験では8割程度はあるのではないかと想定されています。
それは何故か?
そもそも2次試験の受験者は、英検®準2級の1次試験を合格しているので、英語の力は合格レベルにあると言えます。
TOIECなどの一般的な英語の試験では、L&R形式といって、スピーキング能力の試験はしていません。
それには理由があって、一つには会話能力を試験するのは採点するのも大変だということです。
コンピュータを使わないとすると、人間の試験官が受験生1人1人を試験しなければなりません。
何万人も受験するような場合、現実的じゃありませんね。
それともう一つは、語学ではリスニングとスピーキングの能力は強い相関関係があるとされています。
つまりリスニング能力の試験結果が良ければ、スピーキング能力もあるといえるのです。
だとすると、英検®準2級の2次試験で不合格になる人って...?
英検®準2級の2次試験対策の全集中の呼吸
そんな簡単なことでいいのか、全集中の呼吸って。
むむ、意外と難しいぞ。
うわー、集中できない!
すると胡蝶しのぶが背中に手を置いて静かに言いました。
大丈夫。
あなたならできますよ。
これから2次試験まで、過去問を10セット、暗唱してみて下さいね。
また過去問を10も!
できるかなぁ、自信がない。
やってみればわかりますが、1次試験の時のリスニングの問題を暗唱するより、もっと早く、もっと簡単にできますよ。
本当かなぁ、そんなことがあるのかなぁ、
と、思いつつ胡蝶しのぶから渡された英検®準2級の2次試験の音声を繰り返し暗唱する訓練を始めた。
すると、確かに英検®準2級の1次試験の訓練で苦しんだことが嘘のように頭に入っていく。
あぁ、そうか、英検®準2級の2次試験の英文って、英検®準2級の1次試験の英文と似てるんだ。
まぁ、2次試験も英検®準2級の試験なのだから当たり前か...
全集中の呼吸の常駐
英検®準2級の2次試験の過去問10回分の音声を暗唱する訓練を繰り返し、繰り返し続けました。
朝起きた時、家を出る前、お昼休み、家に着いたら、寝る前、と時間を見つけては暗唱しました。
10回分とまではいかなくとも、なんとか半分くらいは頭に入っているようになりました。
えらい、えらい。
明日はもう試験日だし。
それに、残り半分も暗唱できていなくても、何となく似たような英文だと感じませんか?
時間さえあれば全部暗唱できるような気がします。
試験の間だけでいいんですから。
胡蝶しのぶが言う「全集中の呼吸の常駐」とは、英検®準2級の2次試験の日に、試験が終わるまで全集中の呼吸を続けるということでした。
朝起きてからずっとが望ましいのですが、これが結構キツイ!
でも、2次試験の会場から、試験が終わって退席するまでは「全集中!」です。
英検®準2級の2次試験の意外な結末
そして迎えた本番。
あっという間に試験が終了。
出された問題も、試験官との受け答えも、昨日まで暗唱していた英文と同じじゃないかと思うくらい似ていました。
まるで訓練をしているような、落ち着いた気分で試験を受けることができました。
思えば、英検®準2級を受けようかと思った時の不安というか、「受かりっこない」と思った気持ちはどこかに消え去りました。
よし、今度は英検®2級に合格するぞ!
まず、大きく息を吸って、気持ちを落ち着かせてください。
そして、集中!
他の事は考えてはいけませんよ。
また、自分はアメリカ人だと思い込んでくださいね。
つまり日本語は忘れて下さい。
いいですね、全集中の呼吸をしている間は、日本語を思い浮かべても、口に出してもいけませんよ。