コロナ禍に揺れに揺れた2020年度が終わり、2021年度が始まりました。
2021年度からは従来型の英検®に加え、S-CBT方式の英検も本格的に実施されます。
受ける側からすると、選択肢が増えるのは歓迎すべきことです。
自分に有利な方式で挑めばよいのですから。
そこで、2021年度を迎えるにあたり、再度確認しておきたい、というか気になることがあります。
英検®準2級の合格率はどうなった?
もう少し詳しく言うと、一つは
コロナ禍で英検®準2級の合格率も変化したのか?
あるいは
英検®準2級の試験の難易度や合格判定レベルが変化したのか?
ということも出来ます。
もう一つは、
2021年度の英検®準2級の合格率は変化する可能性があるか?
あるいは
従来型の英検®準2級の試験と、新たなS-CBT方式の英検®準2級の試験の合格率(出題レベル、難易度)は違うのか?
です。
つまり英検®準2級の合格率についての過去と未来です。
ここで少し分析してみましょう。
2020年度までの英検®準2級の合格率
これから英検®準2級を受けようとする人は、合格率って気になりますよね。
「どうして?自分は自分じゃん!」と、気にしない人もいます。
でも、多くの生徒さんは気にします。
「合格率が30%の試験なら、オレ絶対だめだわ」
とか
「合格率が80%くらいなきゃ受けても受からない」
と、変な自信があったりするのです。
それはさておき...
英検®準2級の合格率については、こちらにまとめてあります。
自分の試験の結果(正解・不正解の点数)がCSEスコアという数値に変換されてしまうので、自己採点ではわかりません。
そして合格率は「35%~38%」くらい。(← どう思いますか?)
ただし2次試験だけなら「82%~84%」。
つまり1次試験さえ突破すれば、2次試験は何とかなりそうだと言えそうです。
2021年度の英検®準2級の合格率はどうなる?
英検®のように長い伝統がある試験は、合格率というのは大きく変わりません。
「大きくは変えない」と言った方が良いかもしれません。
英検®準2級でいえば、試験の出題内容・レベル(難易度)もいくつかのバリエーションがるものの、毎年、毎回ともかなり均質化されています。
つまり似たような出題であるということです。
これは過去の受験生と新しい受験生との間で、不公平があってはならないためという背景もあります。
英検®事務局の方々の不断の努力のたまものなのです。
ハッキリと検定名称は言いませんが、他の言語の検定試験では合格率が20%もの幅でバラつくことも珍しくありません。
それでは、運・不運と言いますか、特にわずかな点数不足で不合格になったら釈然としないものが残りますよね。
以上のような事情から、「2021年度の英検®準2級の合格率は35%前後である」と言い切ってしまいます!
実は、ここだけの話があります。
最近の英検®準2級の合格率は40%を超えているという「ウワサ」があります。
ウワサですよ、ウワサ!
ただ、検定合格塾という実際の生徒さんを指導していた肌感覚からすると、私もそういう感じを持っています。
もっと言うと、「今回の英検®準2級の合格率は50%に近いのではないか?」とすら思う試験の時があります。
理由はハッキリしていて、昔のように腕試しで受験する生徒さんが少なくなりました。(受験料も安くありませんしネ)
学校で英語の先生が、しっかり指導してくださっています。(土曜日に特別講習してくれる先生もいます)
そして、何より私の頃の昔と違い、今時の生徒さんはレベルが高い!(ネットもSNSもありますし)
英語教育が4技能をしっかり学べるようになったというのも大きいかもしれません。(昔はそれこそ読み書きだけでしたから)
なので、先生から「英検®準2級を受けてみたら」と声をかけられたなら、それはもう自信をもって受験しましょう。
合格したようなもんです!...は、言い過ぎ!?
S-CBT方式の英検®準2級の合格率は?
S-CBT方式の英検®準2級の合格率も、従来型同様に公表されていませんので、不明です。
しかし難易度やレベルはS-CBT方式と従来型の英検®と同じであると、英検®事務局がコミットしています。
仮に、実際の試験点数で差が出ても、CSEスコアに変換する際に重み係数をかけて調整することも出来ますしネ。